【メンテナンスの基本】クルマのメンテナンス初心者のための工具選び

メンテナンス

この記事ではクルマの整備をしてみたいけど、どんな工具がいるのかわからないという方向けに、初めに揃えておきたい工具を紹介します。

この記事を読めば、どんな工具があるのか、ほんとに必要なものは何かがわかります。

初めから高価な工具をそろえる必要はありません。もちろん、高価な工具のほうが使い勝手が良かったりしますが、安くていいものはいっぱいあります。

はじめはお手頃な価格の工具を揃えて、壊れたり不満が出た来たら良い工具にグレードアップするのがおススメです。

必要な工具の種類

国産自動車は基本的にボルトナットにミリ規格を使用していますので、工具もミリサイズのものを購入する必要があります。工具屋さんではインチ規格のものも売っていますので、間違えて買わないように注意してください。

よく使う六角ボルトの頭のサイズ(二面幅、工具をかける部分の大きさ)は下記になります。

8,10,12,14,17,19,21,22 (mm)

工具セットの中には自動車用でない場合、14mmのかわりに13mmが入っていることがありますので、注意が必要です。

それでは、クルマいじりに必要な工具を紹介していきます。

  • メガネレンチ
  • ソケットレンチ
  • スパナ
  • クロスレンチ
  • ドライバー
  • 六角レンチ
  • ペンチ、ニッパー

まとめてそろえるなら工具セットを買うのもありです。

今自分がクルマいじりを始めるとしたらこれを買うなーっていう商品も一緒にピックアップしてみたので、参考にしてください。

メガネレンチ

六角ボルトを締めたり弛めたりするときに使用します。スパナよりもなめにくく、硬く締まったボルトでも安心して力をかけることができます。

必要サイズ

8mm、10mm、12mm、14mm、17mm、19mm、21mm~

ソケットレンチ

ラチェット機構によりボルトに工具をかけなおすことなく早回しができます。

また、エクステンションバーを使うことにより、奥まったボルトナットにも使用することができます。

ソケットの差込部分のサイズにより種類があります。

はじめは差込角9.5mm(3/8インチ)か、12.7mm(1/2インチ)のものをおススメします。足回り整備を考えているなら大きいボルトサイズまで対応できる12.7mmが良いと思います。

必要サイズ

ソケットハンドル 差込角9.5mm もしくは 差込角12.7mm

ソケット

差込角9.5mm ・・・・・8mm、10mm、12mm、14mm、17mm、19mm

差込角12.7mm ・・・・・10mm、12mm、14mm、17mm、19mm、21mm、22mm、24mm

エクステンションバー 50mm、100mm

スパナ

メガネレンチやソケットレンチが入らないボルトに使用します。ボルト頭の2面でしかくわえることができないので、大きな力をかけるとボルト頭がなめることがあります。

必要サイズ

8mm、10mm、12mm、14mm、17mm、19mm、21mm~

クロスレンチ

主にタイヤホイールの取り付けナットに使用します。通常のソケットレンチではソケットの厚み(外径)が大きく、入らない場合があります。

また、形状的に力がかけやすく、強く締まったナットも弛めることができます。

ドライバー

十字やマイナス溝が切ってあるビスやホースバンドに使用します。

必要サイズ

プラスドライバー No.2

マイナスドライバー 貫通6mm

ドライバーはベッセルがおススメです。

六角レンチ

キャップボルト(六角溝が切ってあるボルト)に使用します。

必要サイズ

2mm、2.5mm、3mm、4mm、5mm、6mm、8mm、10mm

ペンチ、ニッパー

ペンチは強い力でつかんだり、割りピン(回り止め用の金属の棒)を外したりするのに使用します。

ニッパーはタイラップを切ったり、電線を切ったりするのに使用します。

はじめはホームセンターのものでよいと思います。

セット工具のメリットデメリット

セット工具を購入するメリットデメリットは下記になります。

メリット

  • 単品で買うより安く工具を揃えることができる
  • 工具をひとつずつ選ぶ必要がなく、買い間違えがない
  • 専用の工具箱に入っていて整頓しやすい

デメリット

  • 既に持っているものや、不要な工具が入っていることがある

全く工具を持っていない方は、セット工具を購入して都度追加で購入したりグレードアップさせていくのがおススメです。

こちらの商品は、メガネとスパナがコンビネーションレンチになっていますが、不要なものが少なくておすすめできます。

オススメの工具メーカー

初めて工具を揃える方は下記のメーカーがオススメです。

アストロプロダクツ

全国に店舗のある工具店です。オリジナルブランドの工具が種類が多く、安くてそこそこ品質が良いです。

SK11 (藤原産業)

ホームセンターによく売っているブランドです。種類は少なめですが安さと使い勝手のバランスが良いです。

オススメしないのは100均の工具です。さすがに品質の悪いものが多く、メインの工具として使うのはやめた方がいいと思います。

さいごに

いろいろと紹介しましたが、上記工具は大きめのホームセンターに行けばすべて手に入ると思います。このページを参考にしながら、実際に手に取って探してみてください。

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