【トラブルを防ぐ】サーキット走行後に点検するべきポイント

初めてのサーキット走行

この記事では、サーキット走行をした後に点検したほうがいい理由と、点検するポイントを説明します。サーキット走行初心者やこれからサーキットを走ってみたいけどトラブルが心配…という方に向けて、わかりやすく解説します。

みなさん、サーキットを自分のクルマで走ったあと、疲労感と帰る時間が気になって早々に片づけをして帰っていませんか?ちょっと待ってください。

帰る前にささっと点検することで、大きなトラブルを防ぐことができます。

サーキット走行後に点検が必要な理由

サーキット走行にはクルマに普段とは違う負荷がかかります。いつもより高いエンジン回転数を使ったり、ブレーキを強く踏んだり、今まで経験したことのないスピードを出すこともあります。急加速、急減速、急カーブの連続です。

このような走行をした後では、不具合が起きている可能性があります。特にその車で初めてサーキットを走るような場合は注意が必要です。クルマにとっても初めての動きで、体のどこかが悲鳴を上げているかもしれません。

不具合に気付かず自走して帰り、途中でエンジンオイル不足でエンジンが壊れることやタイヤが外れるなんてことがあるかもしれません。こういったトラブルは、走行直後に気付くことができれば、防ぐことができます。

走行後に点検するポイント

点検する内容をポイントごとに解説します。

エンジンオイル

普段使わない高回転域までエンジンを回す為、エンジンオイルが減少することがあります。オイル量をチェックしてください。また、エンジンルーム内にオイル漏れがないかも確認しましょう。

ブレーキパッド・ブレーキフルード

ホイールの隙間からブレーキパッドの残量があるか確認します。サーキット走行により異常に摩耗していることがあります。走行直後は高温になっているので注意してください。

また、エンジンルーム内のブレーキフルードがタンクのLOW目盛りより減っていないか確認します。パッドの摩耗により多少の減少はあると思いますので、LOWより上なら問題ありません。

下回り オイル漏れ・傷へこみ

車体を下から覗き込んで、オイル漏れがないか確認します。また、走行中に縁石に乗り上げて下回りをぶつけていることがあります。アンダーガードが外れかけていないか、へこみがないか、確認します。

マフラーブッシュのはずれ

走行中の振動により、マフラーが大きく揺れてブッシュが外れることがあります。特に社外マフラーになっているとなりやすいです。下から覗き込むか、マフラーを揺らして大きく動かないか確認します。

テーピング取り外し

サーキットの規定により、ヘッドライトなどに飛散防止用のテーピングをする場合があります。また、走行会等ではゼッケンをつけることがありますので、外し忘れるとちょっと恥ずかしいですw

タイム計測器も外し忘れ、返し忘れがないようにしましょう。

冷却水

冷却水が減少していないか点検します。注意点としてエンジンが冷え切っていない状態でラジエータキャップを開けると、冷却水が噴き出し、火傷します。エンジンが完全に冷えた状態で確認します。もしくはエンジンが少し冷えた状態で、サブタンクの冷却水が減っていないかで判断できます。LOW目盛りより減っていたら冷却水が漏れているか、オーバーヒートで一度噴き出したと考えられます。

タイヤ 空気圧・外観

サーキット走行中は、発熱により空気圧が上がります。都度適正な空気圧に下げるために空気を抜くことがあります。走行直後は空気圧が高いままなので、片付けが終わり帰る直前に確認します。サーキットでエア充填ができる設備がある場合はそこで充填します。なければ近くのガソリンスタンドで充填しましょう。

また、縁石に乗り上げて衝撃や、大きな荷重でタイヤの損傷やホイールのゆがみがないかも点検します。

ホイールナットゆるみ

ブレーキやタイヤの発熱や振動により、ホイールナットがゆるむことがあります。こちらもある程度冷えてから、ゆるみがない確認します。帰る途中で、タイヤが外れる可能性がありますので必ず確認してください。自分も何度かゆるんでいた経験があるので、重要ポイントです。

さいごに

サーキット走行後は、心地よい疲労感と無事に走り終えた安心感から、クルマの不具合を見落としがちです。最後に一通り点検することで、未然にトラブルを防ぎましょう。

サーキットに行く前に行う点検整備内容も紹介しています。よかったら参考にしてください。

それでは、みなさんの楽しいサーキット走行を応援しています。

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