この記事では、スズキ マイティボーイについて説明します。マイティボーイ歴8年の自分がマイティボーイのいいところ、わるいところを紹介します。
スズキ マイティボーイ
スズキ自動車がかつて販売した軽自動車で、むかしのセルボの後ろのルーフをぶった切って荷台にしたピックアップトラックです。1983年から1988年まで製造販売されていました。
基本的な情報はWikipediaをご覧ください。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ここからは自分の感じたマイティボーイのいいところと悪いところを紹介します。
マイティボーイのいいところ
軽量である
なんといっても軽いことです。重量520kgは、この時代以降でこれより軽いクルマはケータハムスーパーセブン160くらいしか知りません。この軽さにより、ひらひらと軽快な走りが楽しめます。
個性的な見た目
誰が見ても一目でわかる個性的な外観です。街乗りしていて話しかけられることもあります。
燃費がいい
軽さ+マニュアルミッションの組み合わせで燃費がとてもいいです。普通に走って20km/lくらい走ります。
運転姿勢が楽
シートがしっかりリクライニングでき、運転姿勢が意外と楽です。長時間の運転も気になりません。
5MTがある
マイティボーイは4MTと5MT、2ATがあります。自分のマー坊は5MTなのですが、4MTに1速足したミッションなので、5速がワイドレシオです。高速道路でもGPS速度で100km/h巡航ができます。メーター読み100km/hならかなり余裕です。
街乗りがふつうにできる
エンジン馬力が29~31PSしかないので、最初は街乗りで流れに乗るのは厳しいかと思っていましたが、軽さや意外と低速トルクがあるので街乗りにストレスはありません。山道の急な上り坂ではパワー不足を感じますが、普段はきびきびと走るいいクルマです。
室内空間が意外と広い
2シーターなので室内空間は意外と広いです。十分リクライニングもでき、シートのうしろに荷物が結構載ります。もちろん荷台もありますので、いっぱい買い物しても大丈夫です。
流用できるパーツがいっぱいある
スズキ車は共用している部品が多いので、流用できるパーツがたくさんあります。そのおかげで、いまだに純正部品で購入できるものが多くあります。
構造が簡単で整備しやすい
ターボなし、パワステなし、パワーウインドウなし、エアコンはオプション、というとてもシンプルな車なので、とても整備がしやすいです。電気、電子部品が少ないので、トラブルの時も原因がわかりやすいのもメリットです。
マイティボーイの悪いところ
室内の音が大きい
走行中の室内に入ってくる音が大きいです。高速道路でも助手席の人と話ができないほどではないですが、気になる人は気になると思います。
エアコンがついてないものが多い
当時オプションでしたが、ついていても現在壊れている車が多いと思います。自分のクルマもついていましたが、現在は故障して取り外しています。
ブレーキの利きが悪い(後期除く)
ブレーキの倍力装置がついていないのでしっかり踏まないと止まりません。強く踏めばロックまでするので問題ないのですが、慣れるまではブレーキ壊れてる?と思います。
古い
単純に30年以上前のクルマなので、いろいろ劣化しています。日々のメンテナンスが必要です。
まとめ
先日、エンジンオーバーホールをしましたが、10万㎞走ったエンジンとは思えないほど内部がきれいでした。高速道路をほぼフルスロットルで(それでも100km/hくらい)2時間走りっぱなしとかをよくやっているのでもっとダメージがあると思っていました。F5A丈夫ですね。
もうこんな遊び心があるクルマは発売されないだろうなと思うと、手放せないクルマです。
今ならまだ中古車の玉数もあるので、マイティボーイほしいなと思っているなら早いほうがいいですよ。
コメント