この記事では、クルマのタイヤ点検方法について説明します。どこを見ていいかわからないという方や、そもそも点検する必要あるの?と思っている方にも読んでほしいです。
結論
- タイヤ点検をしないと、事故の危険あり。無駄な出費も。
- 点検内容は4つ
- タイヤの溝が残っているか
- タイヤにひび割れや亀裂が入っていないか
- タイヤの空気圧が規定値まで入っているか
- タイヤに釘などが刺さっていないか
これから詳しく説明します。
タイヤ点検をしないとどうなるか
まず、タイヤの点検は法律で点検が義務付けられています。以前は乗車前に毎日点検する義務がありましたが、今は適切な時期に点検することが義務付けられています。
タイヤを点検しなかった場合、下記のデメリットがあります。
- 雨や雪の日にスリップして事故を起こす
- 突然パンクして、事故を起こす(立ち往生する)
- 空気圧が低いまま乗り続け、燃費が悪化する
- 空気圧が低いまま乗り続け、タイヤが偏摩耗して早く交換しなくてはいけなくなる
- パンクしていることに気付かず乗り続け、タイヤやホイールを破損させる
もちろん点検していても外的要因で突然パンクをすることはありますが、亀裂や劣化を点検しておけばタイヤが原因のパンクはある程度防ぐことができます。
日頃からタイヤの点検をすることで、事故の危険性を減らしたり、無駄な出費を抑えることができます。
タイヤの点検内容
タイヤの点検するポイントは4つあります。
- タイヤの溝が残っているか
- タイヤにひび割れや亀裂が入っていないか
- タイヤの空気圧が規定値まで入っているか
- タイヤに釘などが刺さっていないか
タイヤの溝が残っているか
タイヤ側面にちいさい△マークがあります。その位置にスリップサインと呼ばれる出っ張りが、溝の谷にありますので、その出っ張りまでタイヤが摩耗していたら限界です。
その状態で雨の日に走ると、十分に雨水が排出されず、スリップしやすくなります。内側や外側だけ摩耗している場合もありますので、全面しっかり確認します。
また、車検にも通りません。
タイヤにひび割れや亀裂が入っていないか
タイヤの摩耗面や側面に大きなひび割れや亀裂が入っていないか確認します。経年とともに細かなひび割れは入ってきますが、大きくなってくるとパンクの危険がありますので、交換が必要です。
写真のような状態だと要交換です。
タイヤの空気圧が規定値まで入っているか
空気圧が規定値まで入っているか。エアゲージをお持ちの方は、計測します。
持ってないよって方はガソリンスタンドで給油する際に、空気入れを借りて計測、ついでに補充できます。日頃は目視でタイヤが異様に潰れていないか確認するといいと思います。
空気圧の規定値は、だいたい運転席側のドアの側面か、ドアを開けた車体側に記載してあります。
タイヤに釘などが刺さっていないか
タイヤの摩耗面に釘や金属片が刺さっていないか確認します。刺さっていたらペンチなどで取り除き、空気が漏れていないか確認します。
さいごに
乗車前にぐるっと一周クルマの周りをまわって、タイヤに異常がないかを見るだけで、走行中のトラブルを減らすことができます。
特にゆっくり空気が抜けている場合、すぐには気付かないことがありますので、定期的な空気圧のチェックをお勧めします。
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