この記事では、フルバケットシート(フルバケ)を紹介します。この記事を読むと、フルバケとは何か、交換するメリットデメリット、どんな種類のシートがあるかがわかります。
サーキットを走るならシートの交換はおススメです。サーキットを走り始めた初心者の方や、これから走ろうと思っている方は最後まで読んでみてください。
サーキット走行でシート交換をお勧めする理由
サーキット走行では急減速や急旋回で大きな力が体にかかります。その時、純正のシートでは体を固定できず、握っているステアリングや足で踏ん張らないといけません。そうなると正確なステアリング操作やブレーキ操作、シフトチェンジができなくなります。また、ペダルの踏み間違えなどのミスも起きやすくなります。
そこで、シート(座席)をホールド性の高いものに交換することで体をしっかりと固定できるようになります。
また、シートの取り付け位置や角度を微調整できるので、自分に合ったポジションで運転できます。
自分もサーキットを初めて走ったときはホンダトゥデイという軽自動車で、普通のシートでした。コーナーを曲がるたびに、足とステアリングで体を支えなければいけなくて、思うように操作できませんでした。その後、シート交換したときにはブレーキ~コーナーの操作のしやすさに感動した記憶があります。
シートの種類【フルバケットシートとセミバケットシート】
クルマの社外シートは、フルバケットシート(フルバケ)とセミバケットシート(セミバケ)の2つに分けられます。
フルバケットシート(フルバケ)
RECARO RS-GS ブラック×ブラック
フルバケは座面と背もたれが一体となっているシートです。体全体が包み込まれるような感じで、腰・おしり・太ももをしっかりホールドします。
ホールド性は抜群ですが、クルマの乗り降りが面倒になるのと、背もたれが倒れないことがデメリットです。また、夏は蒸れやすいです。
サーキットを走るならフルバケがおススメです。めちゃくちゃ運転しやすくなります。
セミバケットシート(セミバケ)
Recaro(レカロ) RECARO;SR-7 KK100 BK 81-092.00.829-0
一般的な車のシートに近く、背もたれが倒せます。その分ホールド性はフルバケより劣る場合が多いです。
シートを交換するには
シートの交換には、シート本体とシートレールの交換が必要です。シートレールは車種ごとに形状が違うので、車種専用のものを選んでください。
最近、シート交換に関する車検が通る条件が厳しくなり、基本的にシートとレールのメーカーが同じでなければいけないようです。私のクルマはレールのメーカーが違っていますが、「保安適合品」のステッカーが貼ってあったからか通りました…
有名なシートメーカーとして、「レカロ」「ブリッド」「スパルコ」などがあります。
私のおススメは「ブリッド」です。学生のころからブリッドを使っています。現在使っているシートは、ブリッドの「EXAS3」というものです。10年前に買ったものをクルマを乗り換えるたびに載せ換えてます。
シートレールはクルマが変わるたびに購入が必要ですが、シートは使いまわしができます。自分に合ったシートをひとつ見つけると、ずっと使うことができます。
シートは上記のようにネットでも買えますが、形状や自分の好みがあるので実店舗で試しに座ってみて決めることをおススメします。大きめのオートバックスなど、各メーカー取り扱っているショップがあります。
シート交換の注意点
車検対応かどうかを確認
購入する予定のシートとシートレールの組み合わせが車検対応か確認します。同じメーカーなら問題ないと思います。
また、フルバケの場合は後部座席の乗員保護用に、背面にプロテクターを張る必要がありますので、準備が必要です。
車内で干渉するものがないか確認
コンパクトな車両の場合、大きなシートはドアや内装に干渉する恐れがあります。ネットで同じものをつけている人がいるか調べたり、ショップの店員に聞いてみましょう。
干渉する場合は、車内が狭い車両向けのシートも販売されていますので、検討してください。
さいごに
しっかりしたシートは高価ですが、日々のクルマの運転が快適になり、サーキットでも操作に集中して走ることができます。また、丁寧に扱えばクルマの寿命より長く使えます。
サーキットを走るなら、自分の中ではタイヤホイールをかえるより先にシートを交換したほうがいいと思っています。
シートの中には2万円程度で買えるものもありますが、自分の体を預けるものなので万が一のクラッシュ・事故のことを考えると、メーカー品を選んだほうがいいと思います。
シートをかえると、本当に運転に集中できます。特に軽自動車やコンパクトカーは純正と比べ、ホールド性が全く違います。
ぜひシート交換を検討してください。
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