この記事ではタイラップ(インシュロック、結束バンド等々)の使い方や使うところ、メリットデメリットを説明します。今まで使ったことがない人に向けてわかりやすく解説します。最後まで読んでみてください。
まず、みなさんは何て呼びますか?自分の周りではクルマ仲間内ではタイラップ、仕事ではインシュロックと呼んでいます。仕事を始めたときインシュロックってなに?なんだタイラップのことか!ってなりましたw
この記事では自分の昔からなじみのある「タイラップ」と呼んでいきます。
タイラップとは
タイラップとは配線やホースを固定するバンドのことです。一度ロックすると戻すことができず、基本使い捨ての道具になります。(リリースできるものもあります)
いろいろな長さ、太さのものがあり、固定したいものに応じて使用します。クルマ用では150と250くらいを持っていればいいです。
白色と黒色ものがありますが 、屋外で使用する場合は耐候性のある黒色のものを使います。
タイラップのメリット
- 安い
- 紐やテープに比べて簡単にしっかり固定できる
- 入手しやすい
タイラップのデメリット
- 外すのに工具(ニッパー等)が必要
- 劣化により、割れて外れる恐れがある
- 針金やホースバンドに比べて強度がない
タイラップの使いどころ
主に配線や小物の固定に使用します。エンジンルーム内の配線がベルトやファンに巻き込まれないように固定したり、見た目をきれいにするために配線を束ねたりします。また、室内に電装品を追加したときに使用します。
あまり重いものを固定したり、吊り下げておくような使い方はやめておきましょう。自分はバンパーをタイラップだけで固定していて、ナンバーごと落としたことがありますwなぜかフロントをww
いつ落としたかわからず結局見つかりませんでした…
タイラップの使い方
固定したいものに通して引っ張ります。その際、ギザギザしたほうを内側にします。
そして余分な部分をカットします。
…だけだと終わってしまうので、ちょっとしたコツを紹介します。
強く固定したいとき
しっかり固定したいときはニッパーを使います。
- 手でできるだけ絞ります
- 付け根をニッパーで軽く掴みます
- 通してきたほうへひねります(下の画像だと手前から奥へ)
- ひねるとひと山かふた山絞れるので、また付け根をニッパーで掴んでひねります
- 繰り返します
繰り返すとどんどん絞れて、しっかりと固定できます。ニッパーを強く握りすぎると絞る前に切れてしまうので注意してください。
何度もやりすぎると、爪が破損したり寿命が短くなるのでほどほどにしてください。
手持ちのインシュロックが短かったとき
連結して使用できます。注意点として同じメーカーの同じサイズを使用してください。
タイラップが短くて届かない場合
タイラップを連結させて
固定することができます
余分な部分をカットするとき
余分な部分をカットするときに両刃のニッパーやペンチを使用すると、切れ端が出っ張ります。そこに手や腕が引っかかるとかなり痛いです。とくに室内配線時には気づかず引っかかることがあります。
危ないので、片刃のニッパー(プラスチックニッパーなど)を使用すると安全です。
両刃のニッパー
カットしたときに出っ張りが残る
片刃のニッパー
出っ張りが残らない
さいごに
タイラップの基本的な使い方を説明しました。タイラップは黒色を使っていても紫外線や温度変化により劣化していきます。エンジンエキマニ近くだと熱によって、より早く劣化します。
定期的に点検してひび割れているようなら交換しましょう。
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