この記事では、走行会やフリー走行の際のコース走行中のマナーや注意点について説明します。
サーキット走ってみたいけど、速い人がいっぱいいるだろうからなんか怖いな…どうやって走ったらいいんだろう…と不安に感じる人もいると思います。
そこで、サーキットを実際に走行する際に初心者の方が知っておくべきことをまとめましたので、この記事を読んで楽しく安全にサーキットを走りましょう。
サーキット走行で一番重要なことは、「周りをよく見る」ことです。
初めてのサーキット走行や慣れていないときは、自分が走ることで精いっぱいでなかなか周りを見ることが難しいと思います。
なので、意識してコースや他の車両、フラッグを見て、周りの変化に気付くように心がけましょう。
これから具体的に注意するポイントを解説します。
サーキット走行で注意するポイント
できるだけ目線を先に持っていく
通常の走行ではほかのクルマと一緒にコースを走ります。ですので、コース上にはスピンやクラッシュしたクルマがいるかもしれません。
コーナーを曲がる際はどうしても今曲がっているコーナーに目線が行きがちですが、できるだけ目線を先にして、早めにコース上の異変に気付けるようにしましょう。
フラッグや信号に注意する
前述のスピンしたクルマやコース上のオイル漏れなどがあると、旗が振られたり信号機が点灯点滅します。コースによって旗信号の意味や位置が違いますので、確認しておきましょう。
定期的にミラーで後ろを見る
はじめは、抜かされることが多いと思います。後ろから来た車に気付かないと、抜かれる際に接触してしまう恐れがあります。
走行会やフリー走行はレースではありません。クルマが追い付いてくると無理をして頑張りたくなりますが(軽自動車や格下のクルマだと特に…)、早めに譲りましょう。うまい人の後ろからライン取りや走り方を見るのはとても勉強になります。
ウインカー、ハザードで意思表示をする
前のクルマを抜こうとしている人は、前のクルマが自分のクルマに気付いているかを気にします。
ですので、早いクルマが追い付いてきたのを見つけたら、早めにウインカーで自分がコースの左右どちらに寄るかを示してから、そちらの方向に寄るとスムーズに抜いてくれます。
急に車線変更すると接触の恐れがありますので、ウインカーで意思表示は必ずしてください。
ただし、自分がタイムアタック中の場合(この週はいいタイムが出そうだな!というとき)は、半周くらい無理して譲らなくてもいいと思います。
あおらない・無理な追い抜きはしない
逆に少し慣れてきたら、遅いクルマを追い越すことがあると思います。その際は、無理をして他車を追い抜くのは危険です。
前のクルマが自分に気付いたなーと思ってから抜くようにしましょう。いまいち確信が持てないときは無理に抜かず、スローダウンして距離をとるほうが安全です。
サーキット走行は自己責任。相手が原因で、他車と接触しても、基本的には自分のクルマは自分で直す。修理代は自分持ちです。
コースインのときは先にコースを走っているクルマを優先する
ピットロードからコースインするときは必ずコースの後ろを見て、先に走っているクルマがいないかを確認します。いる場合はコースの端を走り続けて、邪魔にならないようにします。
コースインの際に後ろを見ていないクルマが結構多いので、注意してください。
さいごに
いろいろ書きましたが、すぐにできるようにならなくても大丈夫です。うまい人はきれいに抜いてくれますし、強引に追い抜きをしてくる人はそんなにいません。少しずつ慣れていって、周りの状態を把握できるようにしていきましょう。
目線を先に持っていく
ストレートに入ったときにちらっとミラーを見る
この2つを頭の片隅に入れてサーキットを楽しく走りましょう。
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